皮膚科医に聞いた!働くアラサー女性が気をつけたい「くすみリスク」とは

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身体は元気なのに、なぜか「疲れてる?」と言われてしまったことはありませんか? 仕事を頑張りすぎて、お肌がくすんでお疲れ顔になっているかも……。その他にも、若い女性は意外なことでくすみを引き起こしているといわれています。

そこで今回は、皮膚科医でウォブクリニック中目黒 総院長の髙瀬聡子先生に、働くアラサー女性が気を付けたい、盲点になりがちなくすみリスクとそれぞれの対策を教えていただきました!

働くアラサー女性の意外な「くすみ」リスク3つ

髙瀬先生によると、最近、クリニックに訪れる20~30代の若い女性にくすみ肌が増えているそう。

実は意外と気づいていない、身近なところにくすみリスクが潜んでいるそうです。お肌のくすみが気になる人は、以下の3つをチェックして。

(1)長時間のメイク・メイク残り

メイクする女性

「メイクぐすみ」といわれるほど、メイクはくすみ肌につながりやすいのだそう。

次の行為はすべてくすみリスクがあるとのことです。

・長時間メイクをしたまま過ごす
・メイクを落とさず寝る
・メイクを完全に落とし切れていないまま寝る

どれも長時間メイクが肌の上に残っている状態です。なぜくすみにつながるのでしょうか?

髙瀬先生:メイクを長時間、肌に残したままにすると、メイクや皮脂などが酸化して刺激になり、肌に炎症が起こります。すると肌は炎症から守ろうとして、くすみのもとにもなるメラニンが大量に発生します。

また肌に炎症が起こることで、角質がめくれたり、角質が厚くなったりすることも。すると光の屈折率が変化し、肌の透明度が落ちたり、色ムラになったりします。
さらに酸化したメイクや皮脂が毛穴に詰まると、新しい細胞を生み出すという肌の機能も低下させかねません。角層が乱れると乾燥したり、さらなる炎症を招いたりと、肌をどんどんくすませることになってしまうのです。

洗顔をする女性

メイクはちゃんと落としてから寝る主義という人も、もしかしたら完全に落ちていない可能性も! 資生堂が行った実験によると、しっかりメイクをしている場合、30秒未満の簡単なクレンジングでは目元や小鼻の脇など顔の凹凸部分にメイクが残る場合があることがわかっています。

(2)間違ったスキンケア

2つめのくすみリスクは、これもきちんとできていると思いがちなスキンケア。実は、かえってくすみリスクを助長させてしまっていることも!

髙瀬先生:クリニックに訪れる若い女性の方のうち、肌がベタつくのを嫌って、一日に何度も洗顔したり、洗浄力の強い洗顔剤で洗ったりして必要以上に皮脂をとりすぎる方が多いです。

スキンケア中の女性

また、ピーリングのような角質ケアをやり過ぎるのもよくある間違い。摩擦は肌に炎症を起こし、メラニンが生成されてくすみにつながるため、洗顔のしすぎや過度なパッティング、マッサージなどで肌をこするのもよくありません。洗顔後の保湿がしっかりとできておらず、肌が非常に乾燥している方も多くいます。

うるおいを失って乾燥した肌は、表面がしぼんでキメが乱れ、光をきれいに反射できず、くすみにつながります。

(3)新型栄養失調

3つめは、食生活によるもの。肌の細胞は食事から摂取した栄養から作られていることを忘れずに!

美味しそうに食事を摂っている女性

髙瀬先生:近年、若い女性に多い新型栄養失調も、くすみ肌の増加と関係があると思っています。

新型栄養失調とは、過度な食事制限ダイエットやカロリーを摂っているのに偏った食事をすることでタンパク質やビタミン・ミネラルなどが不足している状態のこと。

栄養不足では透明感のある健全な肌を作ることはできません。

働くアラサー女性へのアドバイス!くすみリスクを減らす対策

3つのくすみリスクについて、心当たりがあった方は、それぞれのくすみリスクを減らす対策を実践しましょう!

(1)メイクによるくすみリスクへの対策

髙瀬先生:メイクによるくすみを防ぐには、まずメイク前のスキンケアでしっかり保湿し、余分な皮脂などを調整することがポイントです。

ファンデーションを塗る女性

また、ファンデーションが厚いと皮脂と混ざり合い、くすみの原因となります。メイク下地を使用してくすみをカバーしておけば、ファンデーションを薄付きにすることができます。

皮脂の出やすいTゾーンなどはお粉で押さえておくとくすみにくくなりますよ。

(2)間違ったスキンケアによるくすみリスクへの対策

髙瀬先生:スキンケアでは、角質ケアをやりすぎないことも大切ですが、ほどよく余分な角質を除去することも大切です。

酵素洗顔など肌に負担のないアイテムや炭酸パックなどを使用して代謝を促しましょう。

スキンケアする女性

またUVケアをしっかりすることも、メラニンを生成させないために必要なステップです。洗顔やパッティング、マッサージなどで肌をこすらないこと、洗顔後の保湿も心がけましょう。

(3)新型栄養失調によるくすみリスクへの対策

髙瀬先生:良質なタンパク質は肌を作る根本的な栄養素です。その他、ターンオーバーを整えるために必要な栄養素として、ビタミンA、B群、C、Eやミネラル、活性酸素の除去作用のある抗酸化食品、排泄を促す食物繊維なども大切です。

スイーツを食べる女性

また、体を冷やす飲み物の摂りすぎなどは代謝を下げるので要注意です。お菓子や菓子パンをはじめとした過剰な糖質は糖化を招き、『AGE』という物質が増加して、くすみの原因となります。バランスの良い食事をとって健全な体と肌を目指しましょう。

各栄養素を多く含む食品例

野菜を購入した女性

良質なタンパク質

肉類、魚介類、卵類、大豆・大豆製品、牛乳・乳製品など

ビタミン

緑黄色野菜、果物、レバーなど

ミネラル

海藻、牛乳、乳製品、小魚など

抗酸化食品

緑黄色野菜、果物、芋類、植物性油脂、ナッツ類、かぼちゃ、大豆、玉ねぎ、緑茶、紅茶、ゴマなど

食物繊維

豆類・野菜・果実類・キノコ類・藻類など

アラサーの働く女性にとってくすみリスクは意外と身近なところにあるようです。それぞれの対策を実施して、透明感のある美肌を取り戻し、キープしましょう!

【取材協力】

髙瀬 聡子先生

皮膚科医・ウォブクリニック中目黒 総院長 髙瀬 聡子先生

東京慈恵会医科大卒業後、同大学付属病院皮膚科に入局し、皮膚科診療に従事。2003年、自身のスキンケアブランド「アンプルール」を立ち上げ。2007年には美容皮膚科ウォブクリニック中目黒を開設し、総院長を務める。専門は皮膚科と美容皮膚科。本来の美しさを引き出す美容医療と薄毛治療の人気が特に高い。雑誌、テレビなどでも活躍中。日本美容皮膚科学会会員、日本皮膚科学会正会員。著書に『気になるパーツのスキンケア 2週間速効メソッド』(宝島社)、『いちばんわかるスキンケアの教科書 健康な肌のための新常識』(講談社)がある。

(LBR編集部)

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【参考】
<調査/生活環境が肌におよぼす影響>なんと!20代女性の約5割がくすみ肌!!いまどき女性ならではの「5大くすみリスク」判明 – PR TIMES
No.9 良質なたんぱく質とは? – 国立長寿医療研究センター
知っておくと便利です。食品に含まれる成分 – 農林水産省
抗酸化による老化防止の効果 – 健康長寿ネット
食物繊維の必要性と健康 – e-ヘルスネット 情報提供

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